日本画
京橋の加島美術の後、上野に移動して今年6回目の東京国立博物館へ。 この日はトーハク内でナイキ エア マックスの誕生30周年イベントAIR MAX REVOLUTION TOKYOをやっていたので、ナイキを履いた人がぞろぞろと表慶館に向かっていました。昨年から毎月トーハ…
土曜日の朝、築地で朝ご飯を食べてから、てくてく歩いて京橋へ。お目当ては加島美術で開催中の渡辺省亭展です。 今年の4月2日が、明治期の日本画家、渡辺省亭の100回忌にあたるということで、今年は渡辺省亭の絵がいろんなところで観られます。www.watanabes…
今年2月にリニューアルオープンした熱海市にあるMOA美術館に行ってきました。ちなみに、アメリカのニューヨーク近代美術館のMoMAとは一切関係ありません。こちらは世界救世教、教祖の岡田茂吉氏のコレクションでMOAは、Mokichi Okada International Associat…
連休二日目は科博の行列を横目に、今年5回目のトーハクへ。久しぶりにコートもいらない陽気で大変気持ちがよく、本館に入る前に庭園を一回りしました。池のを眺めながらベンチでしばし呆けていましたが、杉花粉もすさまじいので諦めて本館へ。現在トーハクで…
渡辺省亭の絵が展示されていると聞いて、一ヶ月半ぶりに東京国立博物館に行きました。以下に気になったものをメモとして残します(◉は国宝、◎は重要文化財、◯は重要美術品)。 3室 仏教の美術―平安~室町 《◎北野天神縁起絵巻(甲巻) 1巻 鎌倉時代・13世紀…
1月末に来て以来、久しぶりの上野公園。来週から上野公園桜祭りが始まるからか、浮世絵行灯が並んでいました。 東京国立博物館は中庭の池が干されていました。 春日大社展も今週末で終わり。この日は時間が限られていたので、少しだけ見に行きました。 以下…
河鍋暁斎展に引き続き、山下祐二氏によるトークショーにも行きました。2月末の話ですが、記憶のあるうちに記事に残しておこうと思います。 www.bunkamura.co.jp ひどく寒い日だったので、寒いところで並ぶのは嫌だなと思って、近くのドーナツ屋さんで時間を…
河鍋暁斎展を観に渋谷の東急bunnkamuraに行きました。河鍋暁斎の絵が好きなので、この日を長く待ちわびていました。いよいよ暁斎、やっと暁斎。 東急百貨店には静岡のつるし雛が飾ってありました。一つ一つがかわいらしくて上ばかり見て、ショーウィンドウ素…
1月の末、東京国立博物館に行きました。その後の忙しさにかまけて、ずっと放置してしまいましたが、記事として残しておかないと忘れるだけなので、遅ればせながら投稿。 行き先は平成館なのですが、この日は荷物が重かったので本館のロッカーを使ってから連…
出光美術館で開催中の岩佐又兵衛と源氏絵展に行きました。昨年、山種美術館で《◎官女観菊図》に心奪われて以来、岩佐又兵衛の展覧会を待ち焦がれていました。 まずは、出光美術館に行くときの定番コース。スペシャル・サンドゥイッチで腹ごしらえ。 はまの屋…
今日は寒風吹きすさぶ中、三の丸尚蔵館観へに行きました。今にも雪が降ってきそうな空でした。 現在「寿ぎの品々を読み解く」展を開催しています。 明治期以降,皇室の御慶事に際しては,各方面からお祝いの品としてめでた尽くしの掛軸や置物など,美術品の…
正月三が日が過ぎ、改めて平日に東京国立博物館の新春特別公開を含め常設展を回りました。 www.tnm.jp 全て書き出しておきたいものだらけだったのですが、厳選して紹介します(◉は国宝、◎は重要文化財、◯は重要美術品)。 本館 2室 国宝室 《◉ 松林図屏風 6…
東京国立博物館本館2階、特別1室と2室で正月特集陳列「新年を寿ぐ鳥たち」を観ました。 まず「暁の鳥」では鶏をとりあげます。十二支の酉は鶏の姿で表現されることが通例です。黎明を告げる鶏は家禽として親しまれ、また闘鶏のような遊戯も楽しまれました。…
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年も博物館巡りで楽しく過ごそうと思っています。変わらぬ、お付き合いをよろしくお願い申し上げます。 近々、ブリーダーを営んでいる知人の犬が出産を控えているので、初詣は犬に縁の深い龍泉寺へ行きま…
私は、人の名前を覚えるのが大の苦手なので歴史は不得意です。歴史の本といえば真っ先に「逆説の日本史」を思い出して、あれは面白かったなあと思う程度の興味しかありません。なので、狩野博幸著「江戸絵画の不都合な真実」を手にした時も、心の中に論証よ…
先日、東京国立博物館で仮名手本忠臣蔵に見立た浮世絵をいくつか見ました。その中の名称に、三つ「見立」、一つ「やつし」と入っているものがありました。 その後、資料館で「図説『見立』と『やつし』日本文化の表現技法」という書籍を目にし、その違いが気…
何を勘違いしたか、今週末から年末いっぱい本館2階が閉まると勘違いして、いそいそとトーハクに出かけました。実際は来週まで開いています(もう一回行けそう。むふふ)。 青い空がまぶしいほどです。 本館の特別展の賑わいを横目に、2階に上がります。 本…
先日、泉岳寺に行って忠臣蔵を少しお勉強したので、浮世絵の忠臣蔵を見にトーハクへ。やや風があるものの気温が上がり、中庭のベンチにいると根が張りそうになりました。 いつまでも中庭にいても始まらないので、いつものように本館二階へ。 以下、気になっ…
根津美術館の応挙展に行きました。 円山応挙(1733〜95)は、「写生」にもとづく新しい画風によって、日本の絵画史に革命を起こした画家です。そんな応挙の「写生画」は、超絶的かつ多彩なテクニックによって支えられています。しかし近年、写生ないし写生画…
特別展「若冲と蕪村」の後は、岡田美術館の常設展へ。作品リストは受付に問い合わせないと手に入りませんでした。しかも、展示の一部しかないと断られて。しょうがないので、日本絵画や仏教美術は作品名をメモしながら鑑賞する羽目に。 体力と集中力の限界を…
箱根にある岡田美術館に行きました。紅葉シーズンのど真ん中の週末でしたが、その日は一日中雨だったため、都心から渋滞なしで二時間弱で到着。開館すぐに入場。 12月18日まで特別展は「―生誕300年を祝う―若冲と蕪村 江戸時代の画家たち」展が開催されていま…
上野の木々もだいぶ染まりました。 大きな展示替えがあったので、二度目の禅展です。 zen.exhn.jp 気になったものを以下に示します(◉は国宝、◎は重要文化財、◯は重要美術品)。 第1章 禅宗の成立 8《 芦葉達磨図 一山一寧賛 1幅 鎌倉時代 14世紀》 達磨が…
トークショーの後、長谷川等伯の屏風目当てに本館の常設展にも行きました。 本館 7室 屏風と襖絵―安土桃山~江戸 《◎車争図屏風 4曲1隻 狩野山楽筆 江戸時代・慶長9年(1604)》 (部分拡大) 元は襖絵だったものを4曲1隻の屏風にしたもので、源氏物語の葵の巻…
禅ー心をかたちにー展を見た後は、大講堂に移動して山下祐二氏と山口晃氏のトークイベントに参加しました。380名収容の大きな会場ですがチケットは完売だそうで、なんてすごい集客力。 まずは、椅子座禅を体験。講師の臨済宗臨済宗妙心寺派松泉寺副住職森昌…
文化の日に東京国立博物館平成館で開催の禅展に行きました。前期にぎりぎり間に合いました。 先月、仙厓和尚の絵を見たばかりなので、このところ禅宗づいています。 melonpankuma.hatenablog.com こちらは、臨済宗・黄檗宗合わせて十五派本山を中心に国宝、…
10月27日、京都造形芸術大学の東京・外苑キャンパスでバトルトークショーがありました。 出演者は日本美術応援団長の山下裕二先生、そして、このたび西洋美術応援団幹事長に就任された高橋明也氏(三菱一号館美術館館長)。モデレーターとして美術ジャーナリ…
この日は河鍋暁斎記念美術館に行くつもりでしたが、木曜日が休館日だったのを西川口に着いてから思い出し、落胆して上野へ。 秋の青い空。トーハク日和です。 特別1室、2室 歌仙絵 宮廷文化の根幹たる和歌に支えられた、歌仙絵の成立と展開をたどるものとし…
前回行った後に大きく展示替えしたので、三度目の其一展に行ってきました。 半分くらい入れ替わっているので、すっかり新たな気分。平日でも会場はかなり混雑していました。 酒井抱一《雪中檜に小禽図》江戸時代後期 左に寄せられた檜の構図。雪の積もった根…
山種美術館【開館50周年記念特別展】 速水御舟の全貌―日本画の破壊と創造―展、初日に伺いました。 明るい時間に来るのは久しぶりです。 山種美術館と言えば御舟というくらい、それはそれは素晴らしいコレクションなのですが、それを惜しげなく一挙公開。しか…
本日は出光美術館へ。 「開館50周年記念 大仙厓展ー禅の心、ここに集うー」初日です。昨年から仙厓展を心待ちにしていたので、ようやくと心躍らせての入場です。 仙厓が住持をつとめた聖福寺や隠居所の虚白院(現・幻住庵)につたわる作品以外で大規模な仙厓…