常温常湿希望

温度20℃湿度50%が理想です。

博物館に初もうで@東京国立博物館 本館

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 博物館事始めは、今年もやっぱりトーハクから。恒例企画「博物館に初もうで」に行ってきました。去年は新型コロナの感染者が増加傾向なのに怯えて断念したから、二年ぶりです。コ…

咳の爺婆尊@弘福寺

東京の向島にある黄檗宗弘福寺に行きました。弘福寺の山号は牛頭山、御本尊は釈迦如来で、隅田川七福神のうち布袋像が祀られています。江戸時代前期、延宝元年(1673年)に僧鉄牛道機の開山、稲葉正則の開基で当時須崎と呼ばれたこの地に建立。隠元隆琦が開…

鳥獣戯画スピンオフ@東京国立博物館本館

コロナ禍の緊急事態宣言が解除となって、ようやく上野に足を運びました。初夏のような陽射しに若葉が青い。 科博の八重桜が満開。まるで、シロナガスクジラの背面ダイブによる飛沫のように、青空に輝いていました。 鳥獣戯画展に向けて勘を取り戻したいので…

クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先ー@建築倉庫ミュージアム

6月下旬、天王洲アイルにある建築倉庫ミュージアムへ『クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先ー』を観に行きました。 当初2月8日からの開催予定がコロナ禍で延期されていました。公式サイトで再開の案内を見て早速予約しました。archi-depot.com …

奇才―江戸絵画の冒険者たち―@江戸東京博物館

東京都慰霊堂から江戸東京博物館へ移動して、特別展「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」を観ました。緊急事態宣言解除後初の博物館訪問でした。 www.edo-tokyo-museum.or.jp 軽い気持ちで観に行ったら、初っ端が俵屋宗達作品。次いで光琳、山雪と続いたところで…

東京都慰霊堂

横網町公園正門 横網町公園案内板 東京慰霊堂 東京都慰霊堂由来 震災記念堂 東京都慰霊堂 由来記 東京都慰霊堂本堂 石灯籠 手水舎 狛犬 三重塔 幽冥鐘 幽冥鐘案内板 鐘楼 幽冥鐘 夫が昔懐かしい惣菜パンが食べたいというので、朝ご飯は築地へ行って昭和のパ…

狩野派 ─画壇を制した眼と手@出光美術館

最近ご無沙汰していた出光美術館へ行きました。 狩野派 ─画壇を制した眼と手(リンクはキャッシュ)を観ます。2019年度の出光美術館の展覧会は焼き物と水墨画が多くて極彩色のキラキラしたものに飢えていたので、とても楽しみにしていました。 前情報による…

四谷須賀神社で蘇民将来の茅の輪守

お守りを貰いに四谷の須賀神社へ行きました。男坂を登ります。 こちら『君の名は』のラストシーンの舞台だそうで、聖地巡礼されている方もちらほらいらしてました。 階段を登りきったところに駐車場と賃貸住宅須賀の杜がある。その先に、もうひとつ階段。

開山堂(両大師)で角大師護符

一ヶ月ぶりの上野公園。観光客がいないので、人出は今までの三割程度でしょうか。ここ数年ではみたことがないくらい閑散としておりました。 現在、新型コロナウイルスの感染防止のため東京国立博物館は閉館中。 出雲と大和展、もう一回ぐらい観に行きたかっ…

出雲と大和@東京国立博物館 平成館

1月中旬を過ぎてようやく2020年初の東京国立博物館です。正月早々に風邪を引いて、半月を引きこもりで過ごしてしまいました。 この日、本館には特別公開「高御座と御帳台」に並ぶ列ができていました。 私は平成館の方に向かいます。 本館の賑わいとは打って…

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく@東京都現代美術館

東京都現代美術館を訪れたのは何年ぶりでしょう。2019年3月にリニューアルオープンして初めての訪問です。ミナ ペルホネン/皆川明 つづくを観ました。 mina-tsuzuku.jp ミナ ペルホネンは、デザイナーの皆川明(1967-)が設立し、ファッション・テキスタイル…

宮崎神宮:日向三代を巡る旅 その15

帰りの飛行機の時間が迫るわずかな時間で宮崎神宮へ向かいました。 宮崎神宮の鎮座地は神武天皇が東征以前に宮を営んだ場所とされる。主祭神を神日本磐余彦尊(神武天皇)をとし、配祀として神鸕鷀草葺不合尊と神玉依姫命の2柱を祀る。 以後神武天皇に対する…

江田神社:日向三代を巡る旅 その14

江田神社 江田神社は、黄泉国より帰還した伊耶那岐命が禊を行った場所と伝えられる神社で、御祭神は伊邪那岐尊と伊邪那美尊。『続日本後紀』の承和4年(837年)8月1日壬辰朔条に「日向国子湯郡子都濃神。妻神。宮埼郡江田神。諸県郡霧島岑神。並預官社」、『…

鵜戸神宮:日向三代を巡る旅 その13

鵜戸神宮 一の鳥居 二の鳥居 授与所 神犬石 神門 斎館と社務所 楼門 千鳥橋 手水舎 石灯籠 玉橋 霊石亀石と運玉 三の鳥居 拝殿 本殿 皇子神社 九柱神社 お乳岩 産湯の跡 お乳水 住吉神社・火産霊神社・福地神社 宝物殿 鵜戸稲荷神社 恵比須神社 吾平山陵 鵜…

吾平山上陵:日向三代を巡る旅 その12

フェリーなんきゅう 吾平山上陵 フェリーなんきゅう 薩摩半島の最南端の指宿市から大隅半島への移動にはフェリーを使うことにした。吾平山上陵へのルートは、指宿市山川港と肝属郡南大隅町を結ぶフェリーなんきゅうを使うのが理想(おおよその所要時間:2時…

龍宮神社:日向三代を巡る旅 その11

長崎鼻に向かう。 お土産屋が立ち並ぶ道、長崎鼻パーキングガーデン。 途中に鹿児島弁検定の看板。 商店街が切れた所に龍宮神社がある。神社を横目に、まずは灯台へ向かう。 指宿まるごろ博物館①長崎鼻周辺案内板 長崎鼻の竜宮伝説 古事記にある「山幸彦と海…

玉乃井:日向三代を巡る旅 その10

池田湖から県道28号(岩本開聞線)を南下し、枚聞神社に向かう途中、田園風景が広がる中にぽつんと木立が生い茂る場所があった。浦島太郎伝説の元になった山幸彦海幸彦伝承の地だという。 江戸時代後期に薩摩藩によって編纂された『三国名勝図会』の24巻に「…

枚聞神社:日向三代を巡る旅 その9

開聞岳 『三国名勝図会』による枚聞神社 一の鳥居 手水舎 御神木 二之鳥居 勅使殿 拝殿 本殿 宝物殿 開聞岳 薩摩川内市から薩摩半島を南下して指宿市へ。年末だというのに菜の花が咲き誇る池田湖。さすが亜熱帯気候。遠くには薩摩富士とも呼ばれる開聞岳が見…

可愛山稜:日向三代を巡る旅 その8

可愛山陵(えのみささぎ)は天津日高彦火瓊瓊杵尊の陵。高屋山上陵、吾平山上陵とともに神代三山陵の一つである。 瓊瓊杵尊の陵は、『日本書紀」に「筑紫日向可愛山之山陵」とあり、明治政府により1874年(明治7年)、新田神社(現・鹿児島県薩摩川内市宮内…

新田神社:日向三代を巡る旅 その7

一の鳥居 二之鳥居 神橋(降来橋) 門守神社 がらっぱ大明神 新田神社旧社殿礎石 末社三社 大楠 子だき狛犬 勅使殿 手水舎 東長庁 西回廊 東回廊 本殿 社務所 鎌倉時代に式内社枚聞神社と新田神社とで薩摩国一宮相論が起こったことから、薩摩国には一之宮が…

熊襲穴:日向三代を巡る旅 その6

熊襲の穴 稲積翁住居跡の碑 熊襲の穴 国道223号沿い、明治時代に開湯した妙見温泉の中心に位置する石原荘から少し下ったところに「史跡洞窟 熊襲隼人 日本武尊」の大きな立て看板があり、その坂を上ると駐車場がある。熊襲穴までは駐車場から山道を約200m登…

鹿児島神宮:日向三代を巡る旅 その5

大鳥居 三之社 二之鳥居 奉納木馬 鹿児島神宮案内板 神橋 御門神社 鈴懸馬 御神木 社務所 手水舎 鹿児島神宮由緒案内板 竜宮の亀石 鹿児島神宮社殿案内板 勅使殿 拝殿 本殿 四所神社 隼風神社 式内神社 稲荷神社 招魂社 山を下り霧島市の市街地にある大隅国…

霧島神宮:日向三代を巡る旅 その4

霧島神宮は延喜式にある「日向国諸県郡 霧嶋神社」の論社で、創建は記紀成立以前の6世紀にまで遡れるらしい。霧島の地は山岳信仰を元にした修験道が古くから盛んで密教文化が濃く、六つの権現社があった。 元は高千穂峰と御鉢火山の間をつなぐ背門丘に「高…

高千穂河原:日向三代を巡る旅 その3

高千穂河原には有料駐車場があり、乗用車500円を払って利用する。 車を下りて高千穂峰を眺める。なるほど、この景色が「日向の襲の高千穂くじひ二上峰」かと合点する。 東西に長い高千穂峰を真横から見ている。つまり二つの山のように見えているのは御鉢火山…

高屋山上陵:日向三代を巡る旅 その2

年末の羽田空港は大混雑。とても荷物を預ける気にはなれません。余裕を持って空港に着いても、出発時間が近づいて最終的に優先レーンで案内されました。 定刻よりやや遅れて宮崎に到着。霧島に向かって出発する前に腹ごしらえ。山椒茶屋でえび天うどんと高菜…

天孫降臨伝承地:日向三代を巡る旅 その1

今月15日から東京国立博物館で開催される「出雲と大和」展の予習として、昨年は記紀をテーマに鹿島・香取、伊勢、出雲に出かけ、年末に日向三代を巡る旅に出かけた。 旅行プランを練る上で、日向三代の話、いわゆる日向神話をテーマにすると絶対にぶつかる壁…

明治神宮

都心の緑がすっかり色づいた頃、明治神宮ミュージアムが開館したとのことで明治神宮に行きました。 www.meijijingu.or.jp 一部、10月の紅葉前に行った時の写真を混ぜて紹介します。 表参道 神宮橋 一の鳥居 南参道 神橋 奉献酒樽 奉献ワイン樽 立灯籠 大鳥居…

特別公開「高御座と御帳台」@東京国立博物館 本館

12月23日、平日の月曜日なのにトーハクに行きました。東京国立博物館は月曜日が休館日です。この日も休館なのですが、特別公開「高御座と御帳台」だけは一般開放されていたのです。しかも無料!太っ腹! www.tnm.jp 待ち時間 パンフレット 高御座とは 第一展…

正倉院の世界@東京国立博物館 平成館

まず、前期に訪問。どんより曇り空のトーハクです。 平成館に向かいます。平成館から出てくる人が多くて、タイミングを見誤ったかとヒヤヒヤしました。混雑がとにかく苦手なもので。 「正倉院の世界」展です。 www.tnm.jp

聖徳記念絵画館

赤坂離宮から15分程歩いて明治神宮外苑へ。いちょう祭り開催中で大変な賑わいです。銀杏並木を見る前に、前々から興味があった絵画館へ寄り道です。 聖徳記念絵画館です。外苑前の銀杏並木の一番奥に鎮座する建物と言えば、あれかと思い浮かぶ人も多いのでは…