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高千穂河原:日向三代を巡る旅 その3

高千穂河原には有料駐車場があり、乗用車500円を払って利用する。

車を下りて高千穂峰を眺める。なるほど、この景色が「日向の襲の高千穂くじひ二上峰」かと合点する。
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東西に長い高千穂峰を真横から見ている。つまり二つの山のように見えているのは御鉢火山の端である。
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登山道の入り口に火山灰をかぶった神明鳥居がある。
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霧島神宮天孫降臨神籬斎場の案内板
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古宮址天孫降臨神籬斎場
日本で最も古い書物である古事記日本書紀霧島神宮 の御祭神瓊瓊杵尊 が「襲の高千穂 の峯に天降ります」と記してあるように、高千穂峰は神様の宿る山として古へより、多くの人々の崇敬を
集めて来ました。
ここ高千穂河原は文暦元年(一二三四年)まで霧島神宮のあった処です。
霧島山の大噴火により社殿を田ロにお移ししておりますが、高千穂河原は神籬斎場として現在も祭祀が継続されており、特に十一月十日には天孫降臨御神火祭が峰の頂上と斎場で斎行されております。

この鳥居より五百米先です どうぞご参拝下さい
国立公園 内ですので環境美化と動植物保護に御協力願います
    霧島神宮

高千穂峰への登山道であり、古は霧島神宮の参道であった道を進む。
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拳ほどの火山石がたくさん落ちていて、歩きにくい。

参道の先に大きな階段があり、その上は玉垣で囲われている。
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高千穂峰を背景に神明鳥居がある。
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脇に霧島神宮の歴史を伝える案内板があった。これはわかりやすい。
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霧島神宮の元宮は、かつて御鉢火山と高千穂峰をつなぐ幅3mほどしかない登山道背門丘(せとお)の途中にあった。788年の噴火で焼失したが、今も鳥居が建てられている。そして、今回訪れたのが霧島神宮古宮址。2代目の霧島神宮の社殿が建てられたが、1235年の噴火で再び焼失した。

社殿跡には岩座として若い松が祀られている。
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手前には賽銭箱が置かれ参拝所になっていた。

岩座の南にある八角形は、御神火祭で大きな火を燃やす場所。
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御神火祭は、霧島神宮の御祭神瓊々杵命の降臨を火を焚いて迎える祭りである。

 

駐車場に戻り、高千穂河原ビジターセンターの二階に上がって高千穂峰を眺める。
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二つの山が作る窪みの中央にほんの少し高千穂峰の山頂が顔をのぞかせている。

高千穂峰山頂には霧島東神社の御神宝、天逆鉾が突き立てられている。
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壁に貼ってある資料には、天気がよいと天の逆鉾が見えるとか。
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単眼鏡で覗くと、逆鉾が差してある土台や旗が見えたが、それ以上はわからなかった。
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10倍の単眼鏡も持ってくるんだったな。