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宮川香山展@増上寺宝物殿

よく晴れました。

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増上寺大殿本堂にお参りして、本尊の阿弥陀如来坐像、その両脇にある法然上人像と善導大師像に参拝した後、単眼鏡でまじまじと。博物館めぐりをするようになると、お参りしても視点が変わってきますね。

 

増上寺宝物殿で開催中の宮川香山展に行きました。

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こちらの展示会には作品リストがありませんでした。所蔵はいずれも横浜にある宮川香山 眞葛ミュージアムです。

 

《鷹ガ巣細工花瓶 1対》

この展覧会の顔となる一対の高浮彫の豪華な花瓶。巣で口を開けて待つ三羽の雛鳥に餌を運ぶ鷹。写実的な鷹の描写も然ることながら、木の質感も見事です。

 

《琅玕釉蟹付花瓶(ろうかんゆうかにつきかびん)》

香山といったら、真っ先に思い出すのが国宝の褐釉蟹貼付台付鉢。これも同じ蟹を題材にしたもので最晩年の遺作。香山が開発した緑色に光る琅玕釉(琅玕とは翡翠のこと)が苔むした岩のように見え、さらに器の内側は水に見立てて青色と、意匠性の高い花瓶である。

 

《花ニ鳥細工楽園花瓶》

二つの円柱が縦横に組み合わさった形の花瓶がベースになっている。高浮彫の色鮮やかな鳥と桃の花。横に組み合わさった円柱には牡丹が描かれている。

ここまで装飾的だと、花を活けることはないのだろうなと思わずにはいられない。

 

瓢箪細工虫行列花瓶》

真ん中がくびれた瓢箪型の花瓶。くびれに沿うようにぐるりと瓢箪の弦が高浮彫で表され、周囲に無数の虫の行列が描かれている。蜂、蝶、螽斯、鈴虫、蟷螂等々。鳥獣戯画を見た時のような笑いを誘う。

 

《武者ニ物の怪花瓶》

高浮彫で正面には背後を気にしつつ道を急ぐ武者。裏には生き血が入った樽を担ぐ鬼。花瓶は中央がくびれた形で、武者や鬼の足が窪んだ縁からわずかにはみ出す。花瓶の表面の模様も細やかでブツブツ水玉模様が全体に入っています。狸や猿等の獣の模様もいちいちかわいらしい。一番のお気に入り。

 

《磁製鯉図鉢》

幅広で丸みを帯びた白い鉢に三尾の鯉が釉下彩で描かれている。鉢のフォルムが描く曲線と鯉の体のラインが響きあう。

 

《蛙細工戯画花瓶》

花瓶側面に円形のくぼみ。そこに擬人化した蛙が曲芸を見せる。横の持ち手の獅子頭の下にも蛙。ついつい蛙に目を奪われるが、花瓶の表面全体に細やかな花模様や雲文様が描かれているので油断できない。

 

《耳木菟香合》

別室のガラスケースにオシドリなどと一緒に並んでいした。まるで小トトロ。


《磁質盆踊花瓶》

灰色じみた青磁に赤い骸骨が踊っている。

 

《磁製蕎麦釉古代紋花瓶》

 蕎麦釉とは鉄釉の一種で黄緑色に小黒斑のある釉。冷却過程で結晶が析出するため施釉面に光沢がないところが蕎麦に似ている。花瓶全体に中国風の古代文様が陽刻されている。明治天皇旧蔵品。

 

 

狩野一信の五百羅漢、第81幅~第90幅も合わせて展示されていました。

《狩野一信 五百羅漢図 第88幅 七難 賊》

人を襲って逃げる盗賊。羅漢が地上まで長く腕を伸ばすと、握られた玉から光が出て、盗賊たちの持っている刀が折れていく。腕が伸びる羅漢というのは、円覚寺の五百羅漢に先例がある。この辺は弟子が描いたとされている。

 

昨年末に、初めて五百羅漢を見た時と比べると感動が薄れます。経験値があがったということでしょうか。 

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今年は初代宮川香山の没後100年に当たり、各地で香山の作品を見る機会に恵まれました。この展示で今年は最後かもしれませんが、明治工芸にこれだけ注目が集まったので、もうしばらくは明治工芸ブームが続くことでしょう。

 

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蒲田の行列ができるとんかつ屋の支店で上ロースかつ(200g)。

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とんかつ大門 檍

食べログとんかつ大門 檍

浜松町界隈はとんかつ屋の激戦区になりつつあります。