日本美術の流れ@東京国立博物館
今年の桜は咲きはじめから満開までが短かったですね。例年だと花冷えになったりして、桜の花見は大抵が修行のような状態になるのに、今年は連日お花見日より。どこもかしこも、ずっとどんちゃん騒ぎです。そんな時期、よせばいいのに上野へ行きました。しかも、よりによって週末です。当然、電車を下りた瞬間からもみくちゃになります。
東京国立博物館も賑わっていました。
博物館でお花見をイベント開催中です。
展示室に咲く名品の桜、庭園に咲く約10種類に及ぶ桜。
屋内でも屋外でも桜をお楽しみいただけます。この時期限定のイベントも盛りだくさん。日本美術の殿堂、トーハクで特別なお花見をお楽しみください。
まずは庭園を一回り。
オオシマザクラが満開でした。
このまま庭園で過ごしたくなるくらい、気持ちのよい日でした。しかし、花はよいけど、こう暖かくなると、鼻がね。
しょうがないので、本館展示室に移動します。
続きを読む東京いちばステーション
築地市場の水神社遥拝所のすぐ隣、東卸会館の東京いちばステーションに行きました。
調べてみると、一昨年の移転延期で閉鎖されていたのが、昨年11月にリニューアルオープンしていたそうです。半年前からあったのか。ずっと築地に来ていたはずなのに、ずいぶん長くスルーしてしまいました(ほら、今まで寒かったから。心に余裕がなかったのよね、きっと。それに、ここターレーがたくさん走るからよそ見しちゃ危ないし)。
室内には、市場の役割と、都内の市場の紹介、築地の歴史を辿るパネルが展示してあります。
予定通りなら、今年の10月に豊洲に移転します。
築地の前身、日本橋魚河岸の再現カラー写真。
19世紀の日本橋から人形町方面を眺めた風景です。北斎の《富嶽三十六景 江戸日本橋》では右岸の風景にあたります。川沿いに並ぶ白壁は、浮世絵では土蔵ですが、この写真では2階建てのビルのようです。
展示室の奥に、豊洲新市場の立体模型が展示してありました。
ジョギングのルートにちょうどいいので、豊洲の市場付近を何度となく走っていますが、いつも道路から眺めるだけなので、どこがどうなっているのか知りませんでした。模型になっていると、さすがにわかりやすい。ターレーの道も、しっかり作ってあります。次に近くを走る時には、もっとよく見てみようと思いました。
道場六三郎氏による応援メッセージだそうです。
過ぎゆく季節を惜しんで、やじ満でMINIカキらーめん。
この界隈のほとんどが今月いっぱいで牡蠣シーズンを終えるので、今週はあちこちで牡蠣を食べまくりです。
寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽@サントリー美術館
春分の日、東京は一日冷たい雨でした。雨の休日は濡れずに行ける六本木へ向かうのが我が家の定番コースなので、サントリー美術館に行くことにしました。
江戸時代の寛永年間(1624~44)は、「きれい」という言葉に象徴される寛永文化を育み、当時の古典復興の気運の高まりを受けて、京都を中心に「雅」な世界が出現しました。本展では、近世初期の宮廷文化と、その時代に生じた新しい美意識を、小堀遠州、野々村仁清、狩野探幽らの作品を通して観ることができます。
- 第一章 寛永のサロン ― 新時代への胎動
- 第二章 古典復興 ― 後水尾院と宮廷文化
- 第三章 新たなる美意識 Ⅰ 小堀遠州
- 第四章 新たなる美意識 Ⅱ 金森宗和と仁清
- 第五章 新たなる美意識 Ⅲ 狩野探幽
迎賓館赤坂離宮和風別館
迎賓館赤坂離宮にはこれまでも何回か行っていますが、今回、和風別館に行きました。
和風別館の参観はガイドツアー形式になり、予約が必要です。
予約申込やキャンセルはこちらのページから⇒迎賓館赤坂離宮の一般公開
入り口で金属探知のセキュリティチェックを受けて入ります。ここで地図や見どころが書かれた立派なリーフレットと別館参観者用のバッジが配られます。バッジは五七の桐紋です。
予約しているため優先的にセキュリティチェックを受けられます。開館と同時に入ったので、主庭一番乗りで気分上々。花壇が、前は葉牡丹だったのが黄色のパンジーに変わっていました。
今回もよい天気です。
主庭の奥に張られている白テント前に十数名の参加者が集まりました。受付をすませ、いよいよ和風別館への参観が始まります。
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