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日本美術の流れ@東京国立博物館 本館

どんよりと重い雲の下、毎度お馴染み東京国立博物館です。
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基本的に美術館は寛ぐために行っている私。ゴールデンウィーク中はあまりに展示室が混んでいて気が休まらない状況だったので、もったいなくて見て回るのを止めておいた本館の常設展を改めて観に行きました。あの広い空間をぼんやりとした頭で回って、その中でキラキラ輝いているものを見つけるのが好きなのです。混雑していると人を避けて歩かなくてはいけないから、ぼーっとしていられないので。 続きを読む

中国の絵画 墨の世界の生き物たち@東京国立博物館 東洋館

肌寒い天気になったこの日、モフモフした絵が多く展示してありそうなので、東洋館へ行きました。
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4階に直行して8室へ。

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平成30年 新指定 国宝・重要文化財@東京国立博物館 本館

密かにマイダーリンと呼んでいる野々宮図が展示されているので久々にトーハクへ(既に展示は終了)。
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二週間ほど限定で「平成30年 新指定 国宝・重要文化財」を展示しています。本当は連休前から何度でも足を運びたかったのですが、期間終了間際になってようやく時間が取れました。でも間に合った。

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サルのひろば@東京国立博物館 平成館

野々宮図を思う存分堪能した後に平成館へ移動しました。企画展示室で「親と子のギャラリー サルのひろば」の展示がありました。
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www.tnm.jp

東京国立博物館(トーハク)では毎年この時期にひとつの動物に注目し、その動物が表わされたさまざまな作品をご覧いただく展示を行なっています。
今年のテーマは「サル」です。 

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吉田屋酒店

先日トーハク帰りに谷中を散策し、カヤバ珈琲の前の通りを挟んで建っている下町風俗資料館付設展示場(旧吉田屋酒店)に寄りました。
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www.taitocity.net

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この付設展示場は、谷中6丁目で江戸時代から代々酒屋を営んでいた「吉田屋」の建物を現在地に移築したものです。
 明治43年に建てられた建物は、腕木より軒桁が張り出している出桁(だしげた)造で、また正面入口には板戸と格子戸の上げ下げで開閉する揚戸(あげと)が設けられています。

出桁と言われても、普通の民家がどういう軒の作りになっているかなんて、すぐには思い出せませんでしたが、どうやら軒を広く張り出すために、梁を支える腕木に横木(桁)が添えられている構造のようです。

揚戸を格納している部分を見上げて撮ったもの。
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入り口は揚戸と呼ばれる構造で、いわばシャッターのように戸が上げられるようになっています。戸袋がいらない分、横に広く入り口を作ることができるそうです。

屋内には、秤・漏斗・枡・樽・徳利・宣伝用ポスターや看板など酒類の販売に用いる道具や商いに関する資料を展示しています。
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白雪と白鷹の菰冠の樽や陶器製の樽が並んでいて、いかにもな雰囲気です。

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《番台》
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靴を脱いでこちらに上がることもできますし、こちらの半天を借りて記念撮影をすることもできます。

《一斗瓶》
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階段の下に大きな酒瓶。重そう。

その後、10分程歩いて谷中のひみつ堂へ。運良く、それほど待たずにお店に入ることが出来ました。
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崖の上の一本桜です。ほんのりイチゴなヨーグルトソースがあふれるほど掛かってて、写真のとおり実際あふれて届きました。ふわふわな氷の中にはドライフルーツが仕込んであるので食べごたえもありました。

暁斎・暁翠伝─先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄─(前期)@東京富士美術館

暁斎好きが、2時間かけて東京富士美術館に行ってきました。
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といいつつ、多摩地域に仕事に出たついでだったので時間が押して閉館時間を睨みつつ駆け込んだのでした。

暁斎・暁翠伝 ─先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄─」展です。
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www.fujibi.or.jp

近年人気を集め、話題の展覧会も次々開催されている河鍋暁斎。本展では幕末から明治前半の画壇において、狩野派絵師として、また様々な画派を貪欲に学びながら幅広い作風と領域で活躍した暁斎と、その長女で、柔らかで色彩豊かな美人画や小児図を得意とし、時には父・暁斎と同様の勇壮な、あるいはユーモラスな作品をも描いた女流画家・暁翠に焦点を当てます。 

新館で受付をすませた後3階に上がって本館の展示室へ向かうと、その途中に《新富座妖怪引幕》の複製が飾られていました。縦401.0×横1704.0㎝の巨大な引幕です。話には聞いていましたが巨大。暁斎が酒を楽しみつつ4時間で書き上げたという逸話が残っていますが、とにかく大きすぎます。本作品に残っている足型もさほど大きくないところからして、それほど体の大きくない暁斎が4時間で。どれだけ精力的な絵師だったのかと驚くばかりです。

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築地よりみち館

築地四丁目交差点にそびえる、あきらかに隈研吾デザインの建物が築地KYビルです。買い物ついでに入ったところ、2階に築地よりみち館という展示スペースがありました。

www.tsukijitour.jp

江戸から明治にかけての古地図や浮世絵の複製画が展示されていました。
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東京築地鉄砲洲景 歌川国輝(二代) 1869年 京橋図書館蔵
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鉄砲洲は現在の中央区明石町、聖路加国際病院付近にあった外国人居留地です。本図では右から、築地ホテル館、国旗が並んでいる辺りが外国人居留地、花屋敷、そして新島原遊廓が描かれています。満開の桜の下、様々な格好の人々が賑やかに描かれています。なまじ地名がわかるので大変見てて楽しい。

《東都築地保丁留館 海岸庭前之図 歌川国輝(二代) 1868年》
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現在の築地市場立体駐車場のある辺りに、日本最初の本格的洋風ホテル「築地ホテル館」があったそうです(築地海軍操練所の跡地だったとか)。完成して4年で大火で消失したので幻のホテルと言われているそうです。

《春色浜庭の千代鶴 楊洲周延(橋本直義)》
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将軍家の浜御殿「浜の御苑」での春の宴を描いたもの。

《東都名所 築地御門跡 歌川広重、右《鉄砲洲築地門跡 歌川広重 1858年》
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築地御門跡とは現在の築地本願寺のこと。京都の西本願寺が準門跡寺院であることから、江戸時代より築地の御門跡様と敬われました(本願寺西本願寺の別院)。

古地図にみる築地の変貌安政2年 江戸図 1855年
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龍馬の時代の江戸。築地周辺は大名屋敷だった。

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日本橋の魚河岸が関東大震災後に築地に移転。

《一目瞭然大江戸俯瞰図 弘化4年(1847)》
f:id:Melonpankuma:20180407213653j:plain古地図の俯瞰図は初めて見ました。高台と海岸線が実にわかり分かりやすくて便利です。広重などの江戸の名所絵を見る時に、この俯瞰図があると当時を想像しやすくなりそう。f:id:Melonpankuma:20180407213654j:plain

今は勝どきや晴海の埋め立て地に囲まれて、築地は海に接していません。この頃とは随分と地形が変わりましたね。