日本伝統工芸展＠三越 日本橋本店
このところ工芸物を立て続けに見たので、やや工芸にも興味がわいてきたところに、日曜美術館で取り上げられていたので、これは行かなくちゃと。
会場は思いの外、熱気に包まれていました。ちらしで取り上げられている注目の作品の前には人垣ができるほど。
どうも私は勘違いしているようです。自分が絵画にしか興味がなかったので、工芸展を軽んじていましたが、先日の出光美術館の混雑といい、世間では工芸の方が人気なんですね。ご購入の希望があれば係員に声をかけてくださいとの注意書きがありました。いかにも買いそうなお召し物を着た方もちらほら見えて、現代の数奇人も来ているんだろうなと思うと、無意味に私までドキドキしてしまったり。
高松宮記念賞 松本三千子《省胎七宝鉢 蒼海》諸工芸
省胎七宝は七宝焼きのうち銅胎部分を酸で溶かしガラス質のみを残したもの。細やかな銀板が水泡のように見える透明感のある作品。
日本工芸会新人賞 本間昇《神代桂菱紋重糸目筋箱》木竹工
神代桂で覆われた隙間から寄木細工の美しい模様が見える。
白磁のプリーツが美しい容器。ひと筋の釉薬の光沢にハッとさせられる。
三越に行く途中、アート作品が工事現場の仕切りのデザインに使われていた。
障がいのある子どもたちの絵画コンクール作品らしい。
一番気に行ったのは、こちら。
フェルトアートのような羊。このままヌイグルミにしてほしい。
この日、展示を三ヶ所も回ってくたくたになった。帰りに閉店セール中のプランタン銀座に寄って、モンブランとバニラアイスクリームのパフェのセット。
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ここのモンブランが一番おいしいと思う。
