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温度20℃湿度50%が理想です。

香取神宮

7月中旬。東京を早朝に出発し、千葉県佐原駅へ。
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直行バスに揺られて香取神宮到着。
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歓迎されています。

ちなみに、右端に止まっている黄色い車のすぐ側に赤犬が寝ています。ハチワレ猫もいました。
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写真を撮ろうと近づいたら猫に気づかれて、それ以上近づけずに諦めました。お休みのところ大変お邪魔しました。 

katori-jingu.or.jp

下総国一宮である香取神宮は、古くから「鹿島・香取」と並び称される一対の存在にある。大国主命の国譲り神話で活躍する経津主命(別名、伊波比主/斎主)を祀ることから武神・軍神としての性質が強く意識され、国家鎮護の神として古くに神宮の称号で奉祀されている。鹿島神宮と並んで、香取神宮は朝廷からの崇拝が深く、極めて異例なこととして毎年勅使の派遣があった。また、藤原氏氏神として創建された奈良の春日大社には、鹿島神が第一殿、香取神が第二殿に祀られている。

二の鳥居

お土産物屋が並ぶ参道を進んだ先に社号標と、赤いコンクリート製の明神鳥居があります。二の鳥居です。
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赤鳥居をくぐった先はゆるやかに左にカーブしています。石灯籠の並ぶ参道を進むと、今度は扁額付きの石製明神鳥居がありました。
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石鳥居両脇の狛犬平成26年奉納、しょうわ(岡崎現代型)でかなり大型。
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狛犬の奥に見えている茅葺き屋根が勅使門。

総門

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総門階段下の狛犬は護国型でかなりの大型です。
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楼門

朱塗りの楼門。重要文化財です。
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元禄13年(1700年)の造営、銅板葺、三間一戸の入母屋造。

随身は右が武内宿禰像。
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左が藤原鎌足像。
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楼門をくぐって反対側に回ると狛犬がありました。
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珍しい木製の狛犬です。台座の文字が遠くて読めなかったので、帰宅してから調べてみたところ、材は境内の神代杉で、銘によると佐藤玄々作だとか。
え?ホント?

社殿

いよいよお社が見えてきました。拝殿前は大変広く、杉の巨木がそびえています。
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社殿は本殿・幣殿・拝殿が連なった権現造。拝殿は昭和15年の大改修で造営。檜皮葺の入母屋造で黒の漆塗りを基調としたもの。反りが強調された入母屋破風に堂々とした千鳥破風と唐破風がついて迫力がある。

拝殿から横に回り込んで北東方向から本殿を望む。

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こちらは元禄13年(1700年)に5代将軍徳川綱吉の命により造営されたもの。南面する檜皮葺の三間社流造です。千木は外削ぎで鰹木が9本。

御神木

宝物殿入り口の前にありました。
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御神木
樹齢千余年と伝ふ
目通り約七・四メートル
落合直文 この杉を詠みて
「このめぐり いくさかありと四人して いだけどたらず 神のふる杉」

三本杉

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後冷泉天皇御宇源頼義公が参拝し「天下太平社頭御栄子孫長久の三つの願成就せば此の杉自ら三岐に別れん」と祈願したところ一株の杉が三枝た
以来これを三本杉と云う

残念ながら、中央の一本は枯れてしまい、根本だけ残っています。

祈祷殿

旧拝殿です。両脇に置かれた天水鉢が実にお江戸風です。
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元禄13年(1700年)に拝殿として造営されたが、昭和の大修築に伴って南東に移築されました。間口五間奥行三間、銅板葺の入母屋造。柱が丹で塗られていて、今の拝殿とはずいぶん雰囲気が異なる。

大きな酒樽型の天水桶。
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雷文と三つ巴紋を正面に据えています。それぞれの台座に「報恩」「酬徳」と刻まれていました。

宝物館

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拝観料、大人300円です。入ってすぐ、大日本帝国海軍時代の軍艦香取の飾りや海外遠征で持ち帰った記念品や民俗資料等が展示されています。その他にも《◉海獣葡萄鏡 一面 大和時代》、陶製の《◎狛犬 二体 鎌倉時代》、面白かったものとして、大饗祭で使われる真薦で組んだ巻行器がありました。

要石

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要石

香取、鹿島の大神、往古この地方尚ただよえる国であり、地震が多く地中に住みつく大鯰魚を抑える為地中深く石棒をさし込み、その頭尾をさし通した。香取は凸形、鹿島は凹形である。
伊能煩則
「あずま路は香取鹿島の二柱うごきなき世をなほまもるらし」

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この下に地震を起こすオオナマズがいるんです。これからも、しっかり抑えておいてください。

奥宮

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経津主大神の荒魂を祀る。社殿は昭和48年伊勢神宮遷宮の古材で出来ている。簡素な神明造り。屋根は板葺き。千木が内削ぎで鰹木が4本と女神を祀る形式となっている。本殿との位置関係も奇妙だし、歴史に謎が多そうです。

 

じっとしていると蚊がすごい勢いで集まってきて閉口しました。聖域で殺生したくないし。犬を飼わなくなったら草藪に入らなくなったので、すっかり油断していました。

 

奥宮のすぐ近くに、天真正伝香取神道流創始者である飯篠長威斎の墓があった。奥宮に近い梅木山での修行の末「兵法とは平和の法なり」との悟りを得たとされている。

寒香亭 

早朝にお蕎麦を食べたきりで昼過ぎになりました。境内北端の茶店で休憩です。
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店先に並ぶお土産物。
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斬新なディスプレイに心が乱されます。

店内隅々まで昭和の香り。
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たんごを頂きます。
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生き返りました。

鹿苑

香取神宮にも鹿がいます。
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よく肥えてました。

 

寒香亭のご主人に道を伺い、店横の階段を下って境内を出ます。犬に吠えられたら正しい道と聞かされましたが、吠えられずに通り抜けてしまったみたい。

神道山古墳群

香取神社から千葉県道253号香取津之宮線を歩くと、途中に古墳がありました。
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神道山古墳群

神道山の大半は香取神宮の所有地で、昔は、香取神宮が「香取山根本寺」を置き寺領として與え守護させたが、安政年間(1780年頃)に廃寺となった。神道山には、古墳時代5~6世紀に構築された古墳12基があった。現在は主墳「前方後円墳」1基、陪塚と呼ばれる円墳が6基残っており、昭和52年に市指定の遺跡となった。なお、山頂には「枡原稲荷」も祭られている。

     (津宮まちづくり協議会)

虫対策してこなかったので、枡原稲荷への参拝は断念。

董橋

董橋(ただすばし)。
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董橋(草履抜橋、じゅん抜き橋)

本川に掛かるこの橋は、香取神宮への表参道に掛かり、例幣使(※)の参向時には、ここで身を滌いだといわれ、衛兵の見張所もあったことから“董橋”の名がつき、“都宮大橋”とも呼ばれた。人々は、この場所で豊富な湧き水の流れに身を清め、衣と草履を履き替えて神宮に向かったことから“草履抜橋” “靴脱橋” “じょん抜き橋”と転化されたともいわれる。

※例幣使・・・朝廷から毎年神社に幣帛(神に奉納するもの)を奉るために遣わされる勅使

     (都宮まちづくり協議会)

 

津宮鳥居

董橋から500メートル程北上すると、利根川の護岸が見えてきました。階段の先に鳥居の頭が見えました。
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 香取宮の石灯籠です。
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浜鳥居・常夜灯・与謝野晶子歌碑

香取神宮表参道の“一の鳥居”であるこの鳥居は、利根川の津宮河岸に建つ。現在の鳥居は、平成14年に竣工された。この辺りの利根川は、もともと香取が浦(香取の海)と呼ばれ、鳥居も水中に建ち、浜鳥居と呼ばれた。香取・鹿島・息栖の三社参詣の際は、この鳥居をくぐった。ここに建立されている常夜灯(香取市指定文化財)は、明和6年(1769年)に三社参詣の講中の人々が航路の安全を祈願し香取神宮に奉納した。高さは2.8mあり、利根川を行き交う船の目印となった。その傍らに、歌人与謝野晶子の歌碑がある。晶子は、明治34年(1911年)に銚子を訪れた際に津宮に立ち寄り、鳥居河岸の宿屋で歌を詠んだ。
~かきつばた香取の神の津の宮の宿屋に上る板の仮橋~
     (津宮まちづくり協議会)

津宮鳥居。
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神明鳥居の一種、鹿島鳥居型。

利根川を背にして見上げます。
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笠木は皮を剥いだだけの自然木で出来ているので太さが左右で異なる。右が本口(根本)で左が末口と、鹿島神宮の鹿島鳥居とは逆。鼻(端)は襷落とし(斜めに切り落とされている)。平貫で柱の外まで突き抜けた形でした。

 香取駅

赤い駅舎が神宮の楼門を思い出させます。
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当初は鹿島線鹿島神宮に向う予定でしたが、先にホームに入って来た成田線に間違って乗り込んでしまいました。引き返したくても一時間に一本のローカル線。この日は時間切れで、鹿島神宮めぐりはまた後日としました。