読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

常温常湿希望

温度20℃湿度50%が理想です。

マリメッコ展@Bunkamura ザ・ミュージアム

Bunkamura ザ・ミュージアム 東京23区内

Bunkamura ザ・ミュージアムマリメッコ展を観に行きました。

www.bunkamura.co.jp

前売り券を買っていたのに展覧会が始まってもなかなか足を運ばなかったのには理由があって、年末年始はどこの美術館も軒並み休館するので、Bunkamuraはそのタイミングで行ける貴重な存在として残しておいたのです。

 

こちら隣の東急百貨店本店。マリメッコの垂れ幕が目立ってます。

f:id:Melonpankuma:20161228190921j:plain

東急百貨店を通り抜けて地下のザ・ミュージアムへ。入り口にはマリメッコ展のポスターがずらりと並んでいました。

f:id:Melonpankuma:20161228190919j:plain
せっかく大きな柄が特徴のマリメッコなのに、小さなポスターばかりなのが残念です。

展覧会を見る前の私のマリメッコ感はというと、自分で着るのは無理だけど、額装して壁に飾ったりなら出来るかもといった程度の好き具合。ただ、デザインとしてどこか惹かれるものがあるので、ここでたくさんの作品を見てどの辺に引っかかっているのかを見極められればと思っていました。

 

展覧会は、はじめに、マリメッコの歩み、デザインの芸術の3部構成です。展示数もさることながらラベリングが細かいので、作品リストを追うのが大変でした。

Ⅰ:はじめに

マリメッコの歴史を語るには欠かせない、大胆な色づかいや柄。 ここでは1950年代~2000年代の象徴的な柄のファブリックを展示し、時代を経てなお新鮮なマリメッコのデザインの魅力をお楽しみいただきます。

マリメッコとは「小さなマリーのドレス」という意味。ブランドロゴはイタリア製タイプライターであるオリヴェッティの書体でできています。

このコーナーでは、マリメッコのよく知られた大きな図柄のファブリックが展示されていました。マリメッコを一躍有名にしたマイヤ・イソラ図案《イソト・キヴエット(大きな石)》《ウニッコ(ケシの花)》《カイヴォ(泉)》脇坂克二図案《ユメ(夢)》が目を惹きました。

展示会場内の空調が悪いようで、途中でクシャミが止まらなくなりました。私はハウスダストのアレルギーがあるものですから。入り口の外気が入るところまで戻ると、ようやく呼吸が整ったものの意気消沈。布系の展示ってのもあったのかなあ。

Ⅱ:マリメッコの歩み 1951-2016

このセクションでは、60年以上におよぶマリメッコの歴史をたどります。 ジャクリーン・ケネディに愛された1960年代、様々な製品開発により市場を拡大した70年代、その後の様々な展開を経て、世界的なブランドへと成長した現在。 創業当時からの貴重なドレス、ファブリック、アクセサリーや食器などに加え、時代を創った著名デザイナーのインタビュー映像を展示します。 マリメッコの歴史上重要な役割を果たした日本人デザイナーや、ジャクリーンが実際に所有していたドレスも紹介します。

ここでは、マリメッコを牽引していった人たちを軸に展示品が並びます。創業者アルミ・ラティア、初の正社員デザイナーであるヴォッコ・ヌルメスニエミ、色鮮やかで大胆な図案を生み出し世界中の人々を魅了したマイヤ・イソラ、大量生産技術を見据えたアンニカ・リマラ、ウール素材を持ち込んだリーサ・スヴァント。新しいデザイナーたちとして、初の外国人デザイナーとして採用された脇坂克二、ユニセックスな服を作ったペンッティ・リンタ、もう一人の日本人デザイナー石本藤雄、ニットコレクションを手がけたマルヤ・スナ、現在第一線で活躍し《シールトラプータルハ(市民菜園)》などを生み出す、私もお気に入りのマイヤ・ロウエカリ。

 大胆な色使いは実際に着るとなれば気が引けてしまうのですが、見る分には心躍るものばかり。ファブリックの図案を生かすよう最小の裁断でできるように作られているというドレスたちはどこか和裁に通じるところがあって、そこに私は惹かれているのかと合点。そして、明らかに北欧デザインでありながら日本人の感覚にマッチしている気がしていたのは錯覚でも何でもなくて脇坂克二氏や石本藤雄氏のような日本人デザイナーが活躍していたからだとわかりました。

 

マリメッコの個性的な図案は実に様々で自由です。いろいろと見ていくうちに、好きなものとあまりピンとこないものがはっきりと意識されて、私の判断はどこかミニマルなところを探しているなと自分の嗜好が見えてきました。そこを突き詰めていくと、禅画に落ち着きそうな予感がするので、来年はもっと禅画を見るようにしようかな。

Ⅲ:デザインの芸術

 マリメッコのデザインはどのように生まれ、製品化されていくのでしょうか。ここでは、デザイナーがデザインを描き起こしてから、ファブリックとして製品化されるまでの過程を、ヘルシンキマリメッコ本社にあるプリント工場の貴重な映像を交えながら紹介します。また、デザイナーが柄の構想を練る際に描いた自筆のスケッチと、実際に製品化された同じ柄を並べて展示します。 マリメッコの有名な柄が生まれた原点をご覧ください。

まず、マリメッコのデザインを、色や幾何学模様、自然素材モチーフ、コインモチーフ、デザインサイズなどに着目して分類展示してありました。さらに、ここでは図案の原画が展示されていました。原画はやはり力強いし製品よりもさらに個性が出ます。原画とファブリックが並んで展示されていると、パタンのリターン処理がどうなっているかがわかりやすかったし、デザイナーによっては小さく描いて大きく引き伸ばしたりしているのも面白かった。

脇坂克二の原画はどれも水彩画。どれもこれも心惹かれるデザインばかりだったのですが、特に《プロ(小川)》が気に入って、ソファに座ってずっと眺めていました。で、ここにきて、ようやく気がついたことがひとつ。私が青山に行く時に必ず立ち寄るSOUSOUというブティックがあります。実は、これ脇坂氏が立ち上げたブランドでした。人名を覚えられない自分にまたしてもガッカリです。どうりでマリメッコが気になるわけだ。デザインに同じDNAが流れてたとはね。

展示室出口直前、製造ラインのビデオが流れていました。プリントやチェックの工程が紹介されていたのですが、日本の製造ラインと比べるとどこかのどかな空気が流れていて微笑ましく思いました。製品を作っている人の顔が見られるのっていいですね。

 

東急百貨店向かいのVIRONで、大好物のジャンボンフロマージュ
f:id:Melonpankuma:20161228190920j:plain

VIRON 渋谷店

食べログVIRON 渋谷店