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迎賓館赤坂離宮本館・主庭参観

日本美術 東京23区内 工芸 皇居界隈

ミヅマアートギャラリーを後にして、外堀沿いを陽射しを感じながらぶらぶらと歩き、天然物のたい焼きで有名なわかばの行列に並んでみたものの、あまりに進みが悪くて断念。予約しておいた入場時間に合わせて、赤坂離宮へ向かいました。もっとも、この日は空いていたようで、14時過ぎなら予約していない人でも入場できたようです。

 

赤坂離宮紀州徳川家の江戸中屋敷があった広大な敷地の一部に、明治42年(1909)に東宮御所として建設されたもので、当時日本の一流建築家や美術工芸家が総力を挙げて建設した日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築で2009年に国宝に指定されました。

 

本館見学は西門から入り厳重なセキュリティチェックを受けて、主庭への入場が許されます。本館の見学のルートは本館の通用口から入り、彩鸞の間、花鳥の間を抜け、中央階段・二階大ホールを通って朝日の間、羽衣の間と進みます。

本館に入ったのは二度目ですが、どの部屋でも装飾の美しさに足が止まります。圧倒されるとはまさにこういうことで、明治時代の最高の美術工芸品がここに集結しています。西洋建築でありながら様々に和の意匠が散りばめられているところが日本美術好きの私の心をくすぐります。例えば、朝日の間なら天井画や絨毯に桜が描かれていたり、羽衣の間は天井画が謡曲「羽衣」を主題にして描かれたものだし、シャンデリアには鈴が隠されています。特に晩餐会場として使われていたという花鳥の間は圧巻。先日トーハクで荒木寛畝、渡辺省亭 の《赤坂離宮花鳥図画帖》を見たばかりですし、さらにそれが濤川惣助の無線七宝になっているのがすばらしくて見惚れました。どの部屋も見学者用のルートが設けられているので、細かな造形を観るのには単眼鏡があると便利です。

本館から離れたところにお手洗いや休憩室のある建物があります。そこに朝日の間の改修で外された壁掛け、京都西陣金華山織の美術織物が展示されていて、触ることができます。

 

青い空に白亜の建物が実に映えます。主庭には中央に噴水があり、それを葉牡丹と松が囲みます。この日は北風が強くて、これ以上噴水に近づくと水しぶきが気になるほどでした。

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主庭から退門して、前庭に移動しました。どんなに斜めから撮ってもカメラの視野に収まりません。正面玄関の青銅色の屋根の上には朝日の間にもあった鎧兜のモチーフがあり、よく見ると阿吽になっているのがわかります。遠目に見ると兜を被ったペンギンに見えるのは、私だけかもしれませんが。

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迎賓館を出る頃には陽が傾き、風が急に出てきたのでアトレ四谷のスープストックへ。あと一時間も過ごせば、ライトアップが楽しめるはずだったのですが、寒さに負けて断念。

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オマール海老のビスクが冷えた体を温めてくれました。

スープストックトーキョー アトレ四谷店

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