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猫都の国宝展@目黒雅叙園百段階段

目黒雅叙園で開催中の猫都(ニャンと)の国宝展へ行きました。
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www.hotelgajoen-tokyo.com

猫の国「猫都」で、もし国宝展が開催されたら?!
奈良時代の頃、日本にやってきて以来、多くの人々に愛され親しまれてきた猫。画家、彫刻家、小説家などさまざまな芸術家の創造の源となってきた猫こそ日本の宝と言っても過言ではありません。日本の国宝をモチーフに制作した現代作家の作品をはじめ、さまざまな時代やジャンルの猫の国の国宝級のアート作品が、東京都指定有形文化財「百段階段」に集います。昨春開催された「福ねこat百段階段~和室で楽しむねこアート~」に続く華麗な共演をお楽しみください。

エレベーターホール

《昌運招幅猫仏 こじまマオ》
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招き猫を人々を救う慈悲の化身、観音菩薩像風にし、いにしえの光を感じてほしい。

受付を通り、螺鈿の豪華なエレベーターで百段階段のあるフロアに着いたところに展示されています。赤肌多面六臂のヒンドゥー教色の濃い猫神様です。

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東京国立博物館コレクションの保存と修理@東京国立博物館 本館

東博本館2階の特別1室で開催中の「東京国立博物館コレクションの保存と修理」を見ました。

www.tnm.jp

本特集では、東京国立博物館が手がける保存と修理の成果をより分かりやすく紹介するため、近年に解体を含む根本的な修理を終えた絵画、工芸、考古資料などさまざまな分野から、形態、技法が異なる作品を取り上げます。展示では、作品とともに修理過程で得られた情報も、パネルなどを用いて公開し、博物館が担う文化財修理の役割を広く理解していただくようご紹介します。

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桜の季節なので、平日だったにも関わらずそこそこ人が入っていました。

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ジャンル別展示@東京国立博物館 本館

桜のバッジを無事に受け取った後、本館1階のジャンル別展示も観ました。

以下、いつものように気になった作品についてメモを残します(◉は国宝、◎は重要文化財、◯は重要美術品)。

  • 本館 11室 彫刻
  • 本館 12室 漆工
  • 本館 15室 歴史の記録
  • 本館 18室 近代の美術

 

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日本美術の流れ@東京国立博物館

今年の桜は咲きはじめから満開までが短かったですね。例年だと花冷えになったりして、桜の花見は大抵が修行のような状態になるのに、今年は連日お花見日より。どこもかしこも、ずっとどんちゃん騒ぎです。そんな時期、よせばいいのに上野へ行きました。しかも、よりによって週末です。当然、電車を下りた瞬間からもみくちゃになります。

東京国立博物館も賑わっていました。
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博物館でお花見をイベント開催中です。
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www.tnm.jp

展示室に咲く名品の桜、庭園に咲く約10種類に及ぶ桜。
屋内でも屋外でも桜をお楽しみいただけます。この時期限定のイベントも盛りだくさん。日本美術の殿堂、トーハクで特別なお花見をお楽しみください。

まずは庭園を一回り。

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オオシマザクラが満開でした。
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このまま庭園で過ごしたくなるくらい、気持ちのよい日でした。しかし、花はよいけど、こう暖かくなると、鼻がね。

しょうがないので、本館展示室に移動します。

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トーハク能「嵐山」@東京国立博物館 平成館

桜の花が散り始め、吹き溜まりが桜色になる季節になりました。この日は夕方に東博に入り、平成館に向かって進みました。
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平成館に向かう途中で、野生の獣に遭遇。
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耳を横に広げしっぽを下げて半腰。それ以上手ぶらで近づいたら、逃げますよのポーズ。はいはい、何もしませんよ。元気でね。

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東京いちばステーション

築地市場の水神社遥拝所のすぐ隣、東卸会館の東京いちばステーションに行きました。f:id:Melonpankuma:20180326123407j:plain
調べてみると、一昨年の移転延期で閉鎖されていたのが、昨年11月にリニューアルオープンしていたそうです。半年前からあったのか。ずっと築地に来ていたはずなのに、ずいぶん長くスルーしてしまいました(ほら、今まで寒かったから。心に余裕がなかったのよね、きっと。それに、ここターレーがたくさん走るからよそ見しちゃ危ないし)。

室内には、市場の役割と、都内の市場の紹介、築地の歴史を辿るパネルが展示してあります。
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予定通りなら、今年の10月に豊洲に移転します。
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築地の前身、日本橋魚河岸の再現カラー写真。
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19世紀の日本橋から人形町方面を眺めた風景です。北斎の《富嶽三十六景 江戸日本橋》では右岸の風景にあたります。川沿いに並ぶ白壁は、浮世絵では土蔵ですが、この写真では2階建てのビルのようです。

展示室の奥に、豊洲新市場の立体模型が展示してありました。
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ジョギングのルートにちょうどいいので、豊洲の市場付近を何度となく走っていますが、いつも道路から眺めるだけなので、どこがどうなっているのか知りませんでした。模型になっていると、さすがにわかりやすい。ターレーの道も、しっかり作ってあります。次に近くを走る時には、もっとよく見てみようと思いました。

道場六三郎氏による応援メッセージだそうです。
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過ぎゆく季節を惜しんで、やじ満でMINIカキらーめん。
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この界隈のほとんどが今月いっぱいで牡蠣シーズンを終えるので、今週はあちこちで牡蠣を食べまくりです。

寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽@サントリー美術館

春分の日、東京は一日冷たい雨でした。雨の休日は濡れずに行ける六本木へ向かうのが我が家の定番コースなので、サントリー美術館に行くことにしました。
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www.suntory.co.jp

江戸時代の寛永年間(1624~44)は、「きれい」という言葉に象徴される寛永文化を育み、当時の古典復興の気運の高まりを受けて、京都を中心に「雅」な世界が出現しました。本展では、近世初期の宮廷文化と、その時代に生じた新しい美意識を、小堀遠州野々村仁清狩野探幽らの作品を通して観ることができます。

  • 第一章 寛永のサロン ― 新時代への胎動
  • 第二章 古典復興 ― 後水尾院と宮廷文化
  • 第三章 新たなる美意識 Ⅰ 小堀遠州
  • 第四章 新たなる美意識 Ⅱ 金森宗和と仁清
  • 第五章 新たなる美意識 Ⅲ 狩野探幽
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