若冲、琳派、かざりと雅 京都・細見美術館名品展@愛媛県美術館
GW中は別府と道後の温泉めぐりをしていました(その様子はこちらで)。道後温泉に行く途中、松山市内で愛媛県美術館に寄り道しました。
お目当ては細見美術館名品展です。
若冲、琳派、かざりと雅 京都・細見美術館名品展
“日本美術の教科書”とも称されるほどに、幅広い年代と分野で構成される優れた古美術コレクションで知られる京都・細見美術館。とりわけ近年高い人気を誇る伊藤若冲と琳派の作品群は国内屈指の質量を誇ります。本展は、細見美術館コレクションから選りすぐった、重要文化財7件を含む名品約80件を、愛媛の地で初めて紹介するものです。若冲、琳派をはじめとする古代から近代までの書画、仏教美術、茶の湯の美、蒔絵・七宝といった工芸品など、数々の魅力的な作品を通して、心ゆくまで日本美術の粋を堪能していただければ幸いです。
地理的に京都を飛び越えたこの地で見るのは変な感じですが、なんたって選りすぐりなわけですから、この機会を逃すわけにはいきません。別府から移動した後で疲れもありましたが、ここは気分を入れ替えてしっかりと鑑賞します。
福ねこ@目黒雅叙園百段階段
昨日、目黒雅叙園ファミリークラブ会員特典のチケットを片手に、「福ねこ」展の開催初日に突入しました。
「福ねこ at 百段階段」 ~和室で楽しむねこアート~
奈良時代に中国から伝わったとされる猫。平安時代、宮廷の貴族たちに愛でられた希少な動物は、江戸の頃、庶民の身近な存在となりました。しなやかな姿態と美しい瞳、どこか謎めいている様は昔から様々な芸術のモチーフとして登場して来ました。
この春、昭和の名建築・東京都指定有形文化財「百段階段」を舞台に独創性と技量に富んだ現代作家の作品約1,000点が出品されます。6つのアート(絵画、立体、陶芸、人形、彫刻、写真)で楽しむ、福々しい春の宴をぜひお愉しみください。
「福ねこat百段階段」展 ~和室で楽しむねこアート~ | 百段階段イベント | ホテル雅叙園東京(目黒雅叙園)
- 十畝の間
- 漁樵の間
- 静水の間
- 星光の間
- 清方の間
- 頂上特別展示エリア
- 頂上の間
受付をすませ、螺鈿で飾られた豪華なエレベーターを出ると、まずは、はしもとみおの木彫りの猫がお出迎え。
いやあ、これは怒ってますねえ。耳も目も緊張で引きつって、背中の毛がこれ以上にないほど逆立っているのが強風に吹かれてテーブルのように平になっているんでしょう。よほど強い風。港の猫かな。
この横に写真家アクセントの躍動感あふれる猫の写真が並んでいました。
靴を脱いで、いよいよ東京都指定有形文化財「百段階段」へ。本展は、写真撮影可(フラッシュ禁止)です。百段階段を上りながら、目に入るものを片っ端からスマホでパシャパシャ(無音アプリを使っているので音はしないけれど、気分的に)撮っていきます。写真で記憶を補えると、いちいちメモ取らずにすむから、ありがたいです。
続きを読むBABEL Higuchi Yuko Artworks 原画展@TOBICHI
バベルの塔展の興奮覚めやらぬ中、南青山のTOBICHIで開催中のヒグチユウコさんのバベル展を観に行きました。
まずTOBICHI へ。常設ショップの奥に、ヒグチユウコ氏のギュスターヴくんの複製画が展示販売されています。
そして、ブリューゲルの《 大きな魚は小さな魚を食う》のオマージュ作品を背景にした撮影スポットもあります。
ブリューゲルの世界に違和感なく馴染む、ギュスターヴくんやひとつめちゃんたち。
バベルの塔展のキャラクター、タラ夫もいました。ヒグチユウコさんの絵でおなじみのギュスターヴくんとひとつめちゃん、金魚たちとも仲よさげです。
撮影のために自由に使えるワニの被り物がありましたが、恥ずかしがり屋なので被れませんでした。
「バベルの塔」展の半券をTOBICHIに持っていくと、タラ夫の名刺がもらえます。半券を忘れないようにしましょう。
TOBITHIから乃木坂方向に少し進むとTOBICHI②があります。こちらがメイン会場。BABELのポスターと飛び出し坊やが目印です。飛び出し坊やもヒグチ氏の作品です。お見逃しのないように。
展示スペースが狭いのですぐ人が溢れます。この日の待ち時間は30分くらいでした。
階段で二階に上がると、ボスの《放浪者》《ムール貝》《樹木人間》、ブリューゲルの《バベルの塔》《大きな魚は小さな魚を食う》《大食》《忍耐》、マールテン・ファン・ヘームスケルクの《バベルの塔の崩壊と人々の離散》等々オマージュ作品が並びます。原画の傍に小さくですが元画のプリントが展示されているので、見比べられます。
物販がとても充実しています。大きな魚は小さな魚を食うの赤いクッションを買おうとレジ前まで進んだのですが、あれが部屋にあると悪夢しか見られそうにないと思って止めましたけど。
バベルの塔展の記事はこちら。